原発性アルドステロン症

比較的若いうちから高血圧を指摘されている方の中で、薬を飲んでも血圧がなかなか下がらない方はいませんか?

高血圧は通常、中年以降に徐々に血圧が上昇してくる本態性高血圧の方が多いのですが、その中で腎臓や副腎から出てくるレニンやアルドステロン、カテコラミン、コルチゾールといった血圧を上げるホルモンの分泌が過剰に起こり高血圧をきたす方がいらっしゃいます。腎臓から出るレニンというホルモンが原因の場合は、腎動脈狭窄が起こっている可能性があるので腹部超音波(エコー)や造影CT検査によって血管の性状を確認する必要があります。

副腎から出るアルドステロンが原因の場合はレニン刺激試験や腹部CT検査、副腎静脈採血によって副腎腫瘍の有無を確認する必要があります。

当院ではこれまで見過ごされてきた多くの腎血管性高血圧や原発性アルドステロン症の診断、治療を行ってきました。

薬を服用しても血圧がなかなか下がらない方はお気軽にご相談ください。



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